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ジャスミンの芳香~悦楽エステ令嬢~
第4章 白い香り
……調合された香りが、濃密だ。
俺の全身にも、ベッドにも
ジャスミンの香りが染み渡っている。
爽やかな刺激。
その中に 仄(ほの)かに薫る、甘味。
清楚さに隠された、誘惑の香り。
「私じゃ不満ですか」
スミカがすぐ側に来ていた。
腕組みするようにして前を隠している。
「そんなわけない」
「それなら」
目の前に、立ちはだかってくる。
あでやかな色彩 ただひと切れの着衣。
しなやかで丸い 下半身。
俺の膝の前に、屈みこんでくる。
前髪が揺れて
その下で輝く瞳が、覗き込んでくる。
「もっと 抱かれたい」
女の掌が 両膝にのしかかる。
更に接近してくる。
瞳に吸い込まれる。
そのまま 濡れた唇にとらわれる。
抱擁して シーツの上に倒れこむ。
「何故だよ」
キスを繰り返しながら
スミカの素肌を揉みしだいた。
肩…腿…何処でもよかった。
全身何処でも心地よかった。
「何故 そこまでするんだよ」
俺にはスミカの真意が、わからない。
答えが齎(もたら)される事も、無い。
スミカはただ 熱く応じてくる。
俺もただ 与えられた肉体を貪っている。
オイルと汗で、照り輝く肌
柔らかな熱気 慄(おのの)く様な喘ぎ
生の息遣いを感じているのに
得体の知れない距離感がある
肌を合わせているのに
ガラスの向こうにいるような。
下腹部をまさぐると
「やんっ、ダメ…アア~ンッ!!」
ソフトにしているのに
激しい声で反応する。
もはや拷問でも受けているかのようだ。
挑発してるとしか思えない。
抗うようなニュアンスで 俺を挑発している。
俺の全身にも、ベッドにも
ジャスミンの香りが染み渡っている。
爽やかな刺激。
その中に 仄(ほの)かに薫る、甘味。
清楚さに隠された、誘惑の香り。
「私じゃ不満ですか」
スミカがすぐ側に来ていた。
腕組みするようにして前を隠している。
「そんなわけない」
「それなら」
目の前に、立ちはだかってくる。
あでやかな色彩 ただひと切れの着衣。
しなやかで丸い 下半身。
俺の膝の前に、屈みこんでくる。
前髪が揺れて
その下で輝く瞳が、覗き込んでくる。
「もっと 抱かれたい」
女の掌が 両膝にのしかかる。
更に接近してくる。
瞳に吸い込まれる。
そのまま 濡れた唇にとらわれる。
抱擁して シーツの上に倒れこむ。
「何故だよ」
キスを繰り返しながら
スミカの素肌を揉みしだいた。
肩…腿…何処でもよかった。
全身何処でも心地よかった。
「何故 そこまでするんだよ」
俺にはスミカの真意が、わからない。
答えが齎(もたら)される事も、無い。
スミカはただ 熱く応じてくる。
俺もただ 与えられた肉体を貪っている。
オイルと汗で、照り輝く肌
柔らかな熱気 慄(おのの)く様な喘ぎ
生の息遣いを感じているのに
得体の知れない距離感がある
肌を合わせているのに
ガラスの向こうにいるような。
下腹部をまさぐると
「やんっ、ダメ…アア~ンッ!!」
ソフトにしているのに
激しい声で反応する。
もはや拷問でも受けているかのようだ。
挑発してるとしか思えない。
抗うようなニュアンスで 俺を挑発している。