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彼依存
第13章 ステージ7


「あかんわ、俺加減できひんから」



「雅…藍は欲しがってるよ?
そこじゃなくたって口はあるだろ」



「っ、いや…陸、それは…」



「してたんだよな
思い出すいい機会じゃない?」



「み…やびぃ…欲しっ…んぁぁ」





思い出すいい機会って…
そりゃ、何度もしたわ…
あの唇と舌で。
でも状況がちゃうやろ
今は陸も居てるし
藍ちゃんも覚えてへんやん…




「雅ぃ…早くっ…欲しいよ」




だらしなく舌を出し半開きにされた唇。
それを見て抑えられるやつなんて居るか?
無理に決まってるやろ?

立ち上がり藍の前に立ち
ファスナーを開ける雅の顔は
完全に欲望に負けていた。
それを喜びに満ちた顔で待つ藍は
今か今かとそれを待つ。




「久しぶりに口でしたってや」



形の良い唇を指先で撫で
誘導するように開けさせる
少し触れた舌の熱さが
更に起立の助けをする。



「んくっ、っ…はぁ…ちゅ、ちゅぱ…」



優しく触れる唇は
甘いキスを先端に落としていく。
何度も、何度も…
感覚を取り戻すように。




「っ…はぁ…」




焦れったい触れかた
溶けるような熱い唇
扇情的な上目遣い



「やば…これやて、藍ちゃん」



過去を思い出すように
藍の奉仕を受け入れ吐息を漏らした…





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