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彼依存
第17章 複雑な関係
カーテンを締め切った暗い部屋…
ベットが軋む音と衣擦れの音…
肌同士が当たる卑猥な音に…
誰のものか分からぬ吐息と喘ぎ…
それ独特な湿っぽい空気…
「っ…んっっ、う、ぁ…ぁぁ…」
掠れ始めた声に力は無く
水分を求めるように口付けを求め
どちらでも構わないと口が開く
唾液を与えられた咥内は満たされ
再度喘ぎ始める
それしかできない
ただただ、鳴くだけ…
どちらかの手か認識もできず
受け入れているのも
咥えているのも
もう、考える余裕なんて無い…
痙攣する太もも…
意志とは関係なく揺れる躰…
脳内に響く自分のはしたない声…
「も、許し、て…
イクの…っ、や…だ…」
涙を浮かべ左右に頭を振り
汗で湿った腕を弱く握る
「あぁ、また?」
「止まらんな、イキっぱなしで
顔アヘってるで藍ちゃん」
何…?
分かんない…
分かんないよ…
私どうなってるの…
「やっ…だぁ…っぁ―っん…」
重い瞼が落ちていく
全身の力は抜け
ズルリと落ちる腕
遠のく意識の中で感じたの
こんな気持ち初めて
もう、普通のセックスじゃ…
たり、ない…
私、おかしい、狂ってる…