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彼依存
第1章 甘い蜜
「陸、どうする?
今日も泊まっていく?」
彼の会社と私の家が近かった為
ほぼ毎日泊まりにきていた。
別に迷惑じゃないし
生活費も半分こだったし
何より一緒に居られる事が
よかったんだと思う。
「藍さ…浮気してないよな?」
「してないよ」
いつもと変わらない夜。
なのに彼は私にそんな事を言い出した。
眉間に皺を寄せ
いかにも疑ってますってオーラ全開。
「じゃ、いいんだけど」
何事もなかったように
布団に潜り込み
いつものように抱きしめられる。
彼は優しくなんかなかった。
甘い蜜吸わせて
私を離れられないようにして
縛り付けていた。
そんな事しるはずもなく
深い眠りにつく。