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彼依存
第10章 ステージ6



「んっ、あぁ…り…くっ…」



「何?もぅ感じてる?」



「藍ちゃん、萌えやわ
やっばい位エロいで」




一人掛け用ソファの肘掛けに両足を掛け
両腕の肘から手首までを後ろ手に
レザー生地のモノでギチギチに拘束される。
大きく開かれた足は自らの意志では
閉じる事はできない。
痛いくらい締め付ける拘束具も
動かす度に擦れるのが心地いい。


こんな格好してる私の顔は
さっきお風呂場で見たみたいに
きっと喜んでいるに違いない…




「コレ…藍の首輪だから付けてあげる」



新品ではないだろうソレは
真っ黒な首輪にリードがついていた。



「くっ…ふ…っ」



「苦しい?」



「だ…大丈夫…っ」




若干きつめに締められた首輪は
私の肌に良く馴染んでいた。
それだけで分かる…
私のモノだったと…




繋がれたリードを手にしたのは雅。
控えめに引っ張られる
顔だけが動き苦しい…
なのに、嫌じゃない…




「次はこれで散歩したるわ」



「うん…っ…」




きっと以前してた事をされている。
それなら私の好きな事に違いない。
だって二人は私の好きな事何でも知ってる…


陸にされる事も
雅にされる事も
私全く嫌じゃないの…



ワタシノ、カラダハ、オボエテイル…



二人から与えられる快感を。

痛みが快感になることを。

私が好きな事を。




「おかしくなろうね」



耳元で囁く陸の声が私のスイッチを押した。




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