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彼依存
第10章 ステージ6
「キスしたの…」
「で、それから?」
「乳首を…弄って…もら…っ…て」
「次は?」
「おまん、こ…舐め…て…」
やっぱり分かってた。
私雅にされた事を口にだしながら
しっかりと感覚まで思い出している…
息があがり
割れ目に湿り気を感じるの
勘違いじゃない。
私感じてる…
「そう…気持ちよかった?」
「うっ…ん…よかった…」
「雅の舌でイッた?」
「は…い」
ジュワ…
効果音にするなら的確だ。
愛液が溢れるのを感じる。
《イッた?》
肯定したと同時に
ゾクゾクと体が感じてる…
イッた感覚さえも思い出そうとする
完全に墜ちている体…
「お漏らしは?
藍の事だから当然したよね」
穏やかな口調は続く。
穏やかなくせにどこか威圧的で
従う事以外は許されない
雰囲気に飲まれていく…
「お、お漏らし…しまし…た」
「やっぱりね」
陸は私を見下ろすだけ
最初に与えた刺激のせいで
疼きはじめているのに…
触れてはくれない。
視姦…
言葉責め…
頭では分かっている。
私がされている事位…
だけど求めてしまうのは?
「そう躾てきたんだからね」
そう…
求めるように躾られたから。
「でも、藍は喜んでるんでしょ?」
否定する訳ないじゃない。
だって快感を覚えたら抜け出せないもの
いや、正確には…
快感を思い出したが正しいけど。
「もう溢れて止まらないね」
「ほんま…涎ダラッダラやな」
「欲しいの我慢してる?」
「藍ちゃん興奮してるんやろ?」
欲しい…
快感を味わいたい…
頭おかしくなるような
甘い蜜で満たしてほしい…
「気持ちく…し…て…ください…」
陸の意地悪な笑顔は
何を考えているか予想させる。
「まだ、最後まで話してないよ?」
期待させて落とすなんて…
悩ましいため息が出るのを抑え話を続けた。