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彼女は思い通りにいかない
第6章 目障りな男
俺は泣き続ける志織を家に連れて帰るとリビングのソファに座らせた。
濡れたタオルを渡し、温かいココアを淹れて志織の前に差し出す。

「で?迷惑ってどういう意味なんだ?」

「あ、あの、聞いても、わ、私のこと嫌いにならないでくれる?」

「ん?うん」

何だろう。
もしかしてもう田中とヤっちゃったとか?

胸の辺りがざわつくのを感じながら、俺は自分で自分を抑えた。
志織の同意があるなら構わないけど、そうじゃないならぶっとばしてやる。

「田中くんがね、もし俺とエッチしないなら遥斗さんの会社にセフレのことバラすって言ってきて…」

「……は?」

「ごめんね!ホントにごめんね!遥斗さんの会社にバレたら遥斗さん大変なことになるのに…なのに私…」

また志織の瞳が涙で滲む。
思わず横に座り志織をぎゅっと抱き締めた。

俺のために好きでもない奴とやったっていうのかよ…

「やっぱり、田中くんとはできなかっ、できなかったよ…ぉっ…ぅわぁぁぁん…」

……ん?
できなかった?
今できなかったって言ったよな?

何だ。
びびらすなよ。
ヤってないんじゃん。

小さい子のように泣きじゃくる志織の背中を抱き締めながら何度も撫でた。
志織は俺の背中にしがみつきながら泣き続ける。
俺は大丈夫だというように、何度も何度も彼女が泣き止むまで背中を撫で続けた。



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