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催眠術師の秘密倶楽部
第1章 理沙
理沙-3 催眠-1

「ゆっくり…ゆっくり…とじて…ぴったりと…とじてしまいます」

理沙の瞼が、ぴったりと閉じた。

「まぶたが…ぴったりと…とじてしまいました…ぼくが…いいというまで…もう…ひらくことが…できません…」

閉じた瞼の下で、理沙の眼球が動いている。

理沙は、催眠状態に入った。

理沙の肩を優しく押してソファーの背もたれにしずみこませる。

これから、もっと深い催眠状態に誘導する。

「あなたは…いま…さいみんじょうたいに…はいっています…あなたは…これから…もっと…こころの…ふかいところに…おりていきます…」

ペースを乱さず、ゆっくりと理沙に話しかける。

「これから…ぼくが…じゅうからいちまで…かぞえます…ひとつ…かずが…へるたびに…あなたの…からだから…どんどん…ちからがぬけて…いきます…そして…いま…すわっている…そふぁーに…どんどん…からだが…しずんでいきます…それにあわせて…あなたは…こころの…ふかぁいところに…おりていきます…じゅう…きゅう…はち…」

ゆっくりとカウントダウンしていく。

「なな…ろく…ごぉ…」

数が減るごとに、理沙の身体が弛緩していく。

「よん…さん…にぃ…いち…さぁ…あなたは…こころの…いちばん…ふかいところに…つきました…」

理沙は、全身から力が抜けて、ぐったりとソファーに沈み込んだ。

「からだには…ちからが…はいりませんが…はなすことは…できます…」

これから言うことを、心の深い所に刻み込ませる為に、理沙に催眠状態でも話せるように暗示をかける。

「これから…あなたのことを…りさとよびます…いいですね…わかったら…おへんじ…してください…」

固く閉じた瞼の下で理沙の眼球が左右に動く。
僕の言ったことを頭と心に刻みこんでいるのだ。

「はぃ…わかりました…」

理沙は、眼を閉じたまま、ゆっくりと答える。
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