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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第4章 求婚と蜜月
芳華はまた上目遣いに法明を見上げた。小柄な芳華は伸び上がるようにして法明を見上げ、もう一度、彼にもはっきりと聞こえる声で繰り返す。
「私も法明が好き」
「やられた、芳華、今の科白と笑顔は男の心を一撃だぞ」
突如として法明が呟き、芳華を抱き上げた。
「俺もお前を心から愛してる。俺の心はもうお前で一杯だ、お前なしでは過ごせない。後にも色々と言いたいことがたくさんあるが、とりあえず、すぐに祝言を挙げよう」