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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第16章 番外編【美しき皇太后と若き皇帝】
「はい」
 皇帝は素直に頷き、紫蘭の後に続く。
「私はあなたが母だから好きになったのではない。あなたを女として-」
 その後の科白は気まぐれに二人の間に吹き抜けた五月の風にかき消え、ついに言葉になることはなかった。
 紫蘭はその呟きをあたかも聞かなかったように振り向き、殊更明るく言った。
「さあ、風も冷たくなって参りましたわ。大切な息子に風邪を引かせては大変、早く室に戻りましょう」
 二人が去った後には、ただ一面に咲き誇る牡丹が風に揺れるばかり-。

              (終わり)
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