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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第5章 別離と再会
「皇帝に誰もそんなことを言うヤツはいないさ。朝廷の臣下たちは皆、自分の保身や栄達で頭が一杯だからな。それに、貧しい民でも学校に行けて官吏に登用される道が開ければ、困るのはヤツらだ。自分たちだけが甘い汁を吸えなくなるんだから」
「そうね、法明の言うとおりかもね」
頷く芳華の髪を法明が撫でる。
「お前は俺に色々なことを気づかせてくれる。お前がずっと側にいてくれたら、俺はどんな茨の道でも歩いていける気がするんだ。芳華は俺の宝だよ」
「そうね、法明の言うとおりかもね」
頷く芳華の髪を法明が撫でる。
「お前は俺に色々なことを気づかせてくれる。お前がずっと側にいてくれたら、俺はどんな茨の道でも歩いていける気がするんだ。芳華は俺の宝だよ」