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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第5章 別離と再会
揶揄するような口調。
芳華の白い頬に朱が散る。昨夜、二人は数日ぶりに身体を重ねた。以前は法明は夜毎、しかも一夜の中に何度も求めてきて芳華を啼かせたが、最近は流石に毎夜は手を伸ばしてこなくなった。
それが昨夜はこれまでにないくらい二人共に烈しく燃えた。法明は大きくなった芳華のお腹を気遣いながらも、挑むように幾度ものしかかってきて、毎度ながら芳華は甘すぎる快楽地獄に最後は〝許して〟と泣き出すことになってしまう。