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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
 芳華は正直、あまり迷信深い方ではなく、その占いとやらも半分は信じていない。しかし、〝皇子誕生〟と耳にした宰相の父や他の重臣たちはそれはもう色めき立ち、父文昭は宮廷の専属医に
―何が何でも貴妃さまのご出産を無事に終えるように。
 と、厳命を下した。そのせいで、侍医が余計に口うるさくなり、芳華にとっては傍迷惑極まりない。
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