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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
「代筆なんかさせてません。あれは正真正銘、私の書いたものです」
「確かにな、あの見事な手蹟は見憶えがある。俺はお前が私塾で子どもたちにお手本を書いていたのを何度も見ているから、判る。だがな」
 法明は唸った。
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