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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
 法明が芳華を抱きしめた。
「お前な、そんな可愛すぎることを言うと、俺の自制心がまた吹き飛んでしまうぞ。それに、これ以上、お前に夢中になりすぎたら、俺は政なんて放り投げて国を傾けてしまうかもしれない」
 芳華は法明の腕から抜け出し、婉然と笑った。
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