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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第13章 後宮艶夜*スキャンダル 嫉妬~心に巣喰う魔物~
「可愛い、淫らな俺の紫蘭。俺だけの紫蘭だ」
その声を合図とするかのように、彼が紫蘭の胎内(なか)に舌をおさめたまま感じすぎて紅く充血して膨らんだ粒を指先でくりっと捏ね回した。
「あっ、ああーっ。いやっ。感じすぎるの」
瞼の奥で閃光が弾け散る。その瞬間、紫蘭は向こう側の世界に果てなく続く砂漠を見ていた。まだ見たこともない砂漠にはオアシスと呼ばれる蒼く小さな泉が点在するそうな。死の砂漠を渡る旅人はその合間にオアシスで憩い、一夜の宿とするのだとも聞いた。
その声を合図とするかのように、彼が紫蘭の胎内(なか)に舌をおさめたまま感じすぎて紅く充血して膨らんだ粒を指先でくりっと捏ね回した。
「あっ、ああーっ。いやっ。感じすぎるの」
瞼の奥で閃光が弾け散る。その瞬間、紫蘭は向こう側の世界に果てなく続く砂漠を見ていた。まだ見たこともない砂漠にはオアシスと呼ばれる蒼く小さな泉が点在するそうな。死の砂漠を渡る旅人はその合間にオアシスで憩い、一夜の宿とするのだとも聞いた。