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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第13章 後宮艶夜*スキャンダル 嫉妬~心に巣喰う魔物~
 それにしても、何と哀しいことなのか。皇帝は幼いときから今に至るまで、ずっと気の休まるときはなかったということだ。普段から暗殺の可能性を感じ、危機感を抱いていたからこそ、自分の死後は子のない紫蘭に離宮を与え生活の保障をするということまで手配していたのだろう。
 三十一歳で死後のことまで早々と手配しているなんて。可哀想な男―。
「そんな哀しいことをおっしゃらないで」
 とうとう我慢しきれなかった涙の粒がつうーっと頬を流れ落ちた。
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