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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第3章
「とても素直に濡れていらっしゃる。ほら……」
いつの間にか、リーヴの重みを感じなくなっていた両の太もも。
それらが今は、シャツワンピの裾もはだけ、軽く膝を折った状態で開かれていて。
そして、あられもない場所に感じたのは、ショーツ越しに撫でられた指の感触。
「ひ……っ」
細い悲鳴を上げたヴィヴィは、その時になって初めて、
濡れた下着が肌に張り付く違和感に気付いた。
「気持ち悪いでしょう、こんな邪魔なものは脱いでしまいましょうね」
両脚をバタつかせて抵抗するヴィヴィにも、リーヴはあっさりとショーツを片脚から抜き取ってしまい。
「はぁ……。金色だったんですね、こんなところまで……。なんてお可愛らしいっ」
興奮した声を上げた執事は、少し乱暴な仕草で両の太ももの後ろを掴み上げ、上半身の上へ脚を折り畳んでくる。
「……っ!? や、やだ……っ」
後孔さえも相手の眼前に曝される、その羞恥を煽る格好に、
血の気が無かった頬が一瞬にしてかっと火照った。
なのに、
両腕を拘束されたヴィヴィは、自分の両膝が邪魔で、
今度こそ本当に、何の抵抗も叶わぬ状態へと陥ってしまった。
「いやぁ……っ 誰かっ 誰か、助けて……っ クリス……っ!!」
咄嗟に呼んでしまった、その人の名前。
双子の兄は、突発的にエディンバラを飛び出した自分を追ってくれたが、確か2本後の飛行機で。
寄り道せず真っ直ぐ帰宅してくれたとしても、早くても今から1時間は掛かる筈。
「ダリルぅ~~っ 助けてっ!! いやぁ……、あっ ぁんんっ」
離れた土地にいる同居人に助けを求める声も、
薄紅色の秘裂に舌を這わされれば、否応も無く甘い喘ぎに取って代わる。
「やだっ やだよぉ……っ おねが……ぃ、やめっ ひゃうううっ!?」
目の前がちかちかと明滅する快感に上がる、切羽詰まった嬌声。
縦横無尽に舐め上げ、吸い付いていた、自分を犯す男のそれ。
散々 主の秘めやかなそこを味わい尽くしたのち、
小さな肉芽に、不意に ちゅぅうと吸い付かれた。