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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第1章
人生には幾つかの岐路が存在する
それは後になって
「ああ、あそこが自分の岐路だったのか」
と分かる事もあれば
現在進行形で
「今が自分の人生の岐路。慎重に選択しなくては」
という事もある
そしてその選択が正しかったかどうかは
随分と時が経過してからでないと
判別がつかなかったりで
必然なのか
偶然なのか
仕組まれていた事なのか
偶然が重なってそうなった事なのか
あの時の自分にもし戻れるならば
今の自分は
一体どのような岐路の選択をしたであろうか――