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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第8章

兄の顔のすぐ目の前で、自分のあられもない場所を視姦されながら、指で解されている。
それだけでも いっぱいいっぱいなのに。
同時に 四肢の自由さえ奪ってしまう、小さな尖りに ちゅうと吸い付かれれば、
快楽に貪欲な躰は、早々に高みを目指し始める。
「あっ あ、舐めれ、な……っ ひ、ひゃぅううっ!?」
こうなると成す術無く。
それでも両手に包み込んだ昂ぶりだけは離すまいと、必死に縋っていた。
頬に当たる硬さと熱さ。
そして、妹が達すると、収めた指で察したらしい兄は、
じゅじゅっと音を立てながら、強くクリ吸いつつ、
2本の指も、やや強引に根元まで埋めてきて。
(そ、それ、もっ 反則……っ)
2つの指先が、ふにっと最奥を霞めた途端、
「イ……っ ぁ、あッ ~~~っ!!」
膣口からぎゅううと絞り始めた膣内は、その行き止まりである最奥で恍惚の疼きに変換され。
白い破裂を、胎内でも脳内でも見たヴィヴィは、
細い背をしならせ、兄の躰の上で果てた。
「……ぁ……、ぁう……っ ふ……」
全身が弛緩して。
立てていた筈の両膝も、いつの間にか折り畳まれ、ぺたりと兄の胸に臥せっていた。
未だ快楽の余韻に浸るヴィヴィの膣内は、抜かれる事無く存在する匠海の指を、美味そうに頬張っていて。
匠海もそれを解かっていて、時折くちゅくちゅと音を立て、余韻を長引かせようとしてくる。
「も……っ だ、……め、ゆびぃ……っ」
「ん~? 気持ち良さそうにイけたな? ほら、もっと感じてごらん、ヴィクトリア」
しばらくそうして、蜜にでべとべとになった膣口周りを舐め取っていた匠海は、
ようやく満足したのか、ゆっくりと2本の指を抜き取ってくれて。
それに、ほっと弛緩したのも束の間。
ひくんひくんと名残惜し気に ひく付く膣内に、
替わりに差し込まれたのは、熱くぬめった舌だった。

