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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第8章    

(あ、そ、そんな……、な、舐めちゃ……やぁ……っ) 

 20秒程、柔くなった締め付けを愉しんでいた匠海の舌は、

 それも弱くなると、妹の弱い膣の裏側入り口を、れろれろと苛め始め。

 引き締まった太ももに頭を乗せていたヴィヴィは、途端に金色のそれを跳ね上げた。

「ま……っ また、イっちゃっ やぁっ! ィ、イっちゃうからぁ~~っ」

 そうされると、先程まで指が届いていたところには満たない舌に、

 今や空虚な膣肉が、しくしくと泣いて。

「やだぁ……、も、やっ ほし、ほしぃよぉ……っ」

 一度天国を垣間見ると、次は それ以上の高みに昇りたいと思うのは、至極当然のこと。

(全然、舐めれなかった、けど……、も、我慢、できないよぉっ)

 あまりの切なさに、涙腺が崩壊し、ぼろぼろと涙を零し始めたヴィヴィ。

 己の腰を濡らす暖かな物に気付いた匠海が、残念そうに舌を引き抜き。

 真っ白な尻を胸に乗せたまま、頭だけ起こし、ヴィヴィを窺がってくる。

「俺のペニスに縋って泣いちゃうなんて、なんて愛らしいんだろうね」

 心底うっとりと囁いてくる匠海に、

「……っ やだぁ~~、……ひっく」

 未だ逞しいものを握り締めたままのヴィヴィは、嗚咽を漏らしながら泣いていた。

 そんな妹の躰を、黒いシーツの上に寝転がせた兄は、その両手も解き。

 替わりに自分の指を絡ませると、涙に濡れたこめかみに唇を寄せながら確認してくる。

「そんなに早く、俺が欲しかったのかな?」

「……~~っ」

 躊躇無く、こくりと頷けば。

「じゃあ、あげようね。あんなにちっちゃなヴィクトリアの大事なところに、俺を入れてね?」

「ん……」

 もう兄も限界なのだろう。

 秘裂に擦り付けられる亀頭は時折、早く入りたそうに、膣口に押し当てられていた。

「ゴムは?」

 解かっている癖に、確認してくる匠海に、

「……っ 飲んでるもんっ」

 若干ムキになって頬を膨らませるヴィヴィ。

 と言うか。

 もう、先っぽが。

 ちゅぽん、ちゅぽんと音を立てながら、

 入って――

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