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初恋のひと
第1章 再会
「いらっしゃいませー」
レジの後ろの棚を整理しながら、客が店に入ってきた気配に声をかける。
日曜日の午後。
入れ替わり立ち替わり、客が出入りする。
街の小さな本屋で、私は働いていた。
給料は大して良くはないが、年のいった夫婦が経営するこのこじんまりとした職場は居心地が良かった。
私の他に従業員は居らず、夕方アルバイトの子が一人入るだけ。
昼間の休憩時には、夫婦のどちらかが交代で店番をしてくれた。
駅前ということもあって、割と客はついている。
その分、万引きのリスクもあったが、すぐそばに交番があるからか、そこの警察官が時折巡回にきているからか、被害はそれほどでもなかった。
立ちっぱなしの仕事は、始めた頃はきつかったが、次第に慣れた。
筋力も多少鍛えられているようで、疲れにくくなった気がする。
レジの後ろの棚を整理しながら、客が店に入ってきた気配に声をかける。
日曜日の午後。
入れ替わり立ち替わり、客が出入りする。
街の小さな本屋で、私は働いていた。
給料は大して良くはないが、年のいった夫婦が経営するこのこじんまりとした職場は居心地が良かった。
私の他に従業員は居らず、夕方アルバイトの子が一人入るだけ。
昼間の休憩時には、夫婦のどちらかが交代で店番をしてくれた。
駅前ということもあって、割と客はついている。
その分、万引きのリスクもあったが、すぐそばに交番があるからか、そこの警察官が時折巡回にきているからか、被害はそれほどでもなかった。
立ちっぱなしの仕事は、始めた頃はきつかったが、次第に慣れた。
筋力も多少鍛えられているようで、疲れにくくなった気がする。