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指切り〜蝶々
第3章 疑心
小里については、楼主と夕霧の話し合いの結果、百合の話しぶりを聞き、厳しい再教育を行うこととなった。

勿論禿においても、秀でたものやそうで無いものも居るが、大切な三味線を無下に扱うのは花魁になる上で致命的といえる。
夕霧はその日付きっきりで百合の話を朝まで聞き、久々に二人でゆっくりとすることにした。

「久々に百合とゆっくり出来たねぇ。」

まだ細い百合の髪を綺麗に櫛を使い結わえると、ふふっと笑みを浮かべた。
「姉様?」

百合に今やったのは自分と同じ花魁の髪型だったーー

少しでも、百合に花魁という特殊なそれを嫌いになってほしくなかったからだ…
花魁という、特殊なそれは、仮に身請けされてもずっと付きまとうーー

だが、花魁になった彼女達とて、家族の為にと思うのだ…
身体は清らかでなくとも、花魁の心だけは清くー
夕霧は百合に一日それを教えたのだった。
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