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淫と乱
第1章 プロローグ
【??? View】
「ククッ……堪らんねぇ」
視界に飛び込む光景に、思わず笑みが溢れる。
「無理矢理通した甲斐があったな」
苦労を振り返れば、ジワッと目頭が熱くなってくる。
「それ、そっちー」
「ちょっと待ってよぉっ」
「ああっ、もおっ。またぁ………」
「ホント、イヤになるよねぇ」
ガラス越しに聞こえる若々しい声に気持ちが昂ってくる。
声の方へと目を向ければ、喉を鳴らさずにはいられない。
「これは…なかなか………」
植え込みの隙間から覗けるグラウンド。
そこに立つ少女は、こちらに尻を向けてブルマの食い込みを直していた。
「何でこんなピチピチしてんだよねぇ……」
「う、うん……」
活発そうな小麦色の肌をした少女が声を掛ければ、その少女の体の向きは変わった。
「これは……けしからんな………」
小柄な体型の割りに、異様に盛り上がっている胸。
ピチッとした体操着のお陰で、その形さえもくっきりと浮かび上がっていた。
アンバランスな体型の少女の姿に、年甲斐もなく下半身に血液が集まっていく。
「……我ながら、あの体操着にしたのは正解だったな…」
少女の姿を網膜に焼き付けんばかりに凝視しながら、自画自賛を繰り返していた。
「っと……。早急に調べんと………」
網膜に焼き付けるのも大事だったが、少女が姿を消した事でやるべき事を思い出した。
「ついでにあの娘も………」
やるべき事が増えた。
焼き付いた姿が薄れる前にと、足早にガラスの傍から離れる事にした。