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淫と乱
第6章 ネバネバ
「……………」
「うわっ…やっぱヌルヌルしてるわぁ………」
「んあっ…あっ……あぁぁんっ!」
「……………」
「一度似たようなの見てるとは言え……やっぱ…グロいし………」
「んっ…くうぅぅぅっ! ま…まら……イっちゃ……ふうぅぅぅんっ!!」
「……………」
「っく……この…締め付け具合……ヤバすぎる………」
「んあぁあぁぁぁっ! らめっ…らめっ……らめえぇぇぇっ!!」
目の前の光景に、ポカーンとするだけの俺。
後輩の声がする度に、真希ちゃんの喘ぎ声と共にポイポイ宙を舞っていくヤツら。
…アイツ…怖くねぇの?……
素手かどうかはともかく、あのダンゴ虫みたいなヤツを掴んで投げ捨てている事に度肝を抜かれる。
「っと……コイツは………」
「んはあぁぁぁっ! 乳首…乳首取れちゃふぅぅぅんっ!!」
「うわぁ……やっぱ爆乳だけあって……おっぱいこんなに伸びて………」
見たい衝動が沸き上がる。
見たいけど、俺の方に投げ捨てられたダンゴ虫擬きたちのせいで足が動かせない。
「っと……こっちも………」
「ひぎぃぃぃっ! らめっ…らめっ…らめぇぇぇっ!!
く…クリちゃん……引っ張られ………んひゃあぁぁぁっ!!」
一際そそられる声をあげる真希ちゃん。
俺に勇気があったらと思うと、何故か悔しさが芽生えた。
姿が見えないヤツがどんなヤツかなんて知らない。
けど、俺よりは勇気のあるヤツに違いない。
何だか、不良なんてバカらしく思えてきた。