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淫と乱
第11章 岩陰
【真希 View】
ザブザブと冷たい海水の中を進んでも、一向に疼きは冷める気配が無かった。
そればかりか、他の海水浴客が視界に入れば、その姿にズキズキと強まる一方だった。
「んはぁ…はぁ………」
陽射しの熱さとは違う熱さで体が火照る。
体の熱を逃すように熱い吐息を吐きながら、他の人を視界に入れないように俯き気味に歩く。
…ホントに真希……
…どうしちゃったんだろ………
剰え、はしゃぐ男の人の声にまでビクッと反応して、アソコの奥がズキズキと疼きを強める。
ピンク色のビキニは、明らかに海水とは別の液体で汚れているのが分かる。
トップスの中で、乳首がツンと尖っているのも分かる。
いくら淫乱だと言われる真希でも、ここまでイヤらしくなかった筈だった。
明らかに発情している状態を認めたくなかった。
それでも、真希の意識とは裏腹に、体はどんどんイヤらしい反応を見せてくる。
「んはぁ…あぁ……もぉ………」
俯き気味にザブザブと歩けば、視界に飛び込む海水がぼやけて見える。
瞳が潤むくらいの発情。
歩く度にクチュクチュとイヤらしい音が流れてきそうなくらいに、アソコはえっちなおツユで濡れている。
ナカを掻き回したい衝動が沸々と込み上げてくる。
しかし、人気が少ないとは言え、やはり海水浴場だけに人の姿は疎らに見える。
「んはぁ……あぁ………」
海水で火照りを鎮める作戦は失敗した。
歩く度にキュッと疼く刺激に熱い吐息を洩らしながら、砂浜を進んでいった。