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第11章 岩陰

　
　砂の熱さが気にならない程に、カラダが熱い。

　太腿をツツーッと海水が滴るだけでも、アソコの奥がキュンキュンと疼く。

　異様なまでにカラダが敏感になっている。

　照り付ける陽射しに海水が蒸発していくのに、ビキニの股間は乾きを見せない。


…んもぉ…何でぇ……


「はぁ…はぁ……んんっ………」

　戸惑いながらも歩き続ければ、歩く度に水着と擦れ合うアソコと乳首からの刺激に声が洩れる。

　イヤらしいおツユをビキニの生地で抑え切れない。

　内股を伝う程に濡らすくらいに発情していた。


…んもぉ…真希……淫乱スケベ女でいいからぁ………


　子宮の疼きとカラダの火照りを鎮めたい。

　グチュグチュになっているアソコを掻き回して、早く楽になりたい。

　それだけの想いで脚を動かしていた真希の視界に、二メートル程の高さのある岩が飛び込んだ。

　海岸から離れているからか、辺りを見回しても人影は全くなかった。

　水遊びに興じる遠くに居る人達の燥ぐ声は聞こえても、誰も真希を気にしていなかった。

　最早、考える余地は無かった。

　そそくさと脚を運び、海辺から隠れるように岩陰に隠れた。

　岩陰だけに、脚から伝わる砂の熱さは和らいでいた。

「んはぁ…はぁ………」

　火照るカラダを岩に預ける。

　岩の僅かな冷たさを背中に感じても、火照りが鎮まる事はなかった。

　瞳を閉じれば、赤井先生や他の人達の股間ばかりが頭に浮かんでくる。

「んぅっ……も…もぉ………」

　両手が火照るカラダを弄りだす事に躊躇いは無くなっていた。


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