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淫と乱
第11章 岩陰
念の為にバッグから鏡を取り出す。
顔の前に持ってくれば、写り込むのは平凡なオレの顔では無く後ろの景色だった。
「…よし」
これで一先ずは一安心。
本当なら、霧島さんや恭子先生達の着替えを覗く為に持ってきていたけど仕方ない。
「…ところで…」
バッグを隠して辺りを見回す。
パラソルの所には彼女しか居なかった事を思い出し、他の人達を探してみる。
膝枕をしてくれた彼女もなかなかのプロポーションだったが、やはり、おっぱい星人のオレとしては爆乳母娘が気になる。
更には、学校では分からなかったが、アンズ先生までもが爆乳だと発覚。
辺りを見回すオレの目は血走っているに違いない。
実際、鼻息はフンフンと五月蝿かった。
人気のあまり多くない砂浜。
それだけに、爆乳トリオの姿なんて見付けるのは容易いものだった。
「…あそこかぁ…」
遠目に見える四人組。
一人はやけに小さい赤い水着を履いた男。
それだけで、赤井先生だと分かった。
しかし、距離が距離だけに気乗りしない。
爆乳トリオを間近で見たいが、熱い砂の上をまた歩くのかと思ったら足が動かなかった。
砂の熱さに欲望が負けそうになっていた時、ピンク色のビキニを着た人影がこっちに向かってきている事に気付いた。
胸がドキッと弾んだのは言うまでもなかった。
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