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淫と乱
第11章 岩陰
 
「……っ!?」

 岩の隙間から艶めかしい声の方をチラッと覗き込むと、その光景に目を丸くした。

 決して出歯亀をしたくて覗いた訳じゃない。

 何と無く胸騒ぎがしたから覗いただけ。

 自分に言い聞かせながらも、目に飛び込む光景から目が離せない。


…こ…こんなトコで……あんな………


 少しばかり顔を振れば、海水浴客の姿が見える。

 僅かに海からは死角になっている場所。

 それでも、数歩移動すれば見えるような場所で、岩に寄り掛かりながら殆ど全裸状態でオナニーをしている真希が居た。


…な…なに…やってんのよ…あの娘………


 ビキニの上を首元まで擦り上げて、小憎らしいくらいに育っている爆乳をグニュグニュと揉んでいる。

 肩幅以上に開いた足元にはピンク色の生地が落ち、ツルツルのアソコを晒け出して右手が忙しなく動いている。

 距離がある筈なのに、此処までグチョグチョとイヤらしい水音が聞こえそうな程によがっている。

 指が食い込むおっぱいも、括れたウエストや開いた太腿が汗に塗れて、一段とイヤらしい雰囲気を醸し出している。

「んあぁっ……おっぱい……乳首ぃ……んっ…くぅぅぅ……おま…んこ……気持ち……いいぃ…っ………」

 聞き慣れたアニメ声に艶が混じる真希の甘い声。

 陽射しを浴びて生々しい光沢を見せる、真希のイヤらしいカラダ。


…す…凄………
…こんな…トコで……あんなに………


 普段とは違う、真希の淫らな姿。

 右手の指を二本も根元までワレメに突き挿して、口元から唾液を垂れ流してナカを掻き回している。

「…ゴクッ………」

 明るい中でワレメを割り広げてオナニーに耽る真希の姿に、アタシは思わず喉を鳴らして食い入るように見ていた。

 岩の間から覗き込むように、上体を倒した姿勢。

 真希のイヤらしさに釣られて、突き出していたアタシのお尻が勝手にクネクネと動いていた。
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