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第11章 岩陰

　
「んあっ……アタシ…凄い……濡れてるぅぅぅ………」

　白いビキニをずらし、晒け出したワレメを指先に感じると、一段とカラダがブルブルと震える。

　指先が軽くワレメをなぞるだけで、クチュクチュとイヤらしい水音が流れる。

　人差し指と薬指でワレメを押し広げて中指を膣口に宛がって動かせば、カラダを電気が走ったように快感が突き抜けていく。

「んはぁっ…はぁっ……あぁあっ」

　もう、真希の淫らな姿を見ている余裕なんてなかった。

　アソコから突き抜けてくる刺激に、顔を歪めながらも右手の指を動かす。

　クチュクチュとイヤらしい音を奏でながら中指を動かす。

　中指を伝い、手の甲まで流れるおツユの感覚に興奮は昂る一方だった。

「んんっ……んうぅ………」

　堪らなく、中指をナカへと挿し込めば、指をキュッと締め付ける膣口とナカの熱い感触に身悶える。

　真希の喘ぎ声に紛れて、アタシの甘い声が辺りに流れ続けていた時だった。

「んはぁっ…はぁ……ん…えっ？」

　お尻を突き出した体勢の儘で振り返る。

　しかし、アタシの視界には、岩場と砂浜だけが飛び込む。

「な…なん……んあぁっ」

　誰も居ない筈なのに、お尻が勝手に広げられている。

　アナルまで丸出しの状態。

　そればかりか、何かがアナルに突き挿さっているような刺激に顔を顰める。

　細い物がアナルを抉じ開けて、腸壁を擦ってくる。

「んんぅっ……な…何が……んはぁっ」

　お尻の柔肉がガバッと広げられながら何かにアナルを穿られる刺激は、恐怖心よりも快感をアタシに与えてきた。