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淫と乱
第11章 岩陰
 
 一言も発さずに、男たちが近付いてくる。

 視線はおっぱいやアソコに向けられた儘。

「…み…美奈ちゃ………」

 姿が確認出来ないなら声で助けを求めようとする。

 それでも、最後まで吐き出されない言葉。

「あ…あ……なん…で………」

 物音をたてずに距離を狭めてくる男たちを前に、掠れたアニメ声が洩れる。

 もう、腕を伸ばせば届く距離。

 おっぱいを掴む指の間から覗く乳首も、中指を挿れた儘のワレメも充分に見て取れる距離。

 ぎらついた視線がカラダ中に浴びせられる。


…も…もう………


 真希を中心にグルッと囲まれた。

 薄く笑いながら、イヤらしい視線を向けてくる男たちから逃げられる自信も無い。

 逃げる手立ては疾うに無くなっていた。

 諦めの感情が強くなってきた時だった。

「…っ!?」

 ズキッと子宮の奥が強く疼いた。

 オナニーで鎮まりかけていた筈。

 それなのに、男たちに囲まれて逃げられないと悟ると、思い出したかのように疼きだした。


…な…何で……真希………


 マゾ気質であっても、レイプ願望なんて無かった筈。

 ナカに挿れた儘の中指をイヤらしいおツユが伝っていった。
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