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淫と乱
第12章 海の家
【恭子 View】
…もぉ……一体…どうしてぇ………
歩く度に、子宮がキュンと疼いて切ない。
男の海水浴客を見ないようにしても、勝手に視線が向いていく。
水着に包まれた股間から目が離せない。
水着の中を勝手に想像して、勝手にカラダを熱くしている。
「んはぁ…はぁ……」
水着の中で乳首が固くなっているのが分かる。
水着と擦れる刺激も、私のクチから熱い吐息を吐かせる。
「…やだ……何…あの女ぁ……」
「何かエロいよねぇ……」
擦れ違った女の娘たちの囁き合う声に肩がビクッと跳ねる。
「あれ…簡単にヤれんじゃねぇの?」
「お前…連れてこいよ」
イヤらしい視線で私を見ている男たちの会話に、疼きも火照りも強まる。
一見して分かる程に発情した顔をしているのかと思うと、羞恥が強くなっていく。
しかし、それ以上の興奮が私を襲っていた。
…どうしてぇ?……こんな…何もしてないのにぃ……
…何で……カラダがこんなに………
いきなり込み上がった情欲に戸惑いながら、私は熱い砂浜を歩き続けた。