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淫と乱
第12章 海の家
男の客の存在が恨めしい。
見たくないと思っても、俯きながらチラチラと視線を送ってしまう。
小麦色の体型に似合ったビキニパンツ。
胡座をかいている股間。
…あの薄い水着の下……
……一体……どんなモノが……
イヤらしい発想しか出来ない。
「んふぅ……ふぅ………」
膝を離して、女の子座りにお尻をペタッと着ける。
アソコを茣蓙に擦り付けるかのように、勝手に腰がクイクイと動いている。
ビキニがお尻に食い込み、股間の黒色がどんどん濃くなっていく。
イヤらしいシミが広がる光景に、体温も上がっていくだけ。
「んあ……ぁ………」
思わず艶のある声が洩れた。
「……あれ……お姉さん?」
瞬時に掛けられた声。
真横から聞こえた声。
ドキッと肩が跳ねた。
…私の……イヤらしい声……
……聞かれ…ちゃった……?
ドクンドクンと鼓動が早まる。
それなのに、子宮はキュンキュン強く疼いてくる。
小さなビキニの水着さえ脱ぎ取りたいくらいに暑い。
固くなっている乳首を自由にしたい衝動が強くなる。
「………でさぁ……」
「なぁに言ってんだよっ」
しかし、相変わらず客が減らない海の家。
こんな場所でおっぱいなんて出せる訳が無かった。
「さっきから…オレの股間…見てんでしょ?」
喧騒の中で、隣からの男の声がやけに鮮明に聞こえた。