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淫と乱
第2章 ヌメヌメ
その言葉に、アタシたちは周りを見回してみた。
「……確かに………」
引き攣った表情で眼鏡っ娘が言った通り、アタシたちの周りには何体ものどす赤いアイツらが床を張っていた。
どれもこれもがヌメヌメした光沢を見せ、這った後の床がテカテカとしていた。
「…うわ……キモ………」
生々しい姿に、思わず言葉が洩れた。
「んあっ…あぁっ……太いの…奥までぇぇぇっ」
外野の艶やかな声も無視する事が出来なくなった。
一度目にしてからというもの、恥ずかしくてカノジョを見る事が出来ない。
…もしかして…アタシも…アレに………
絶え間無く聞こえる部員の喘ぎ声。
ユニフォームを剥ぎ取られ、全裸で宙に浮されたカノジョ。
思い切り脚を開かされて、アソコに突き挿さるどす赤いヤツ。
眼鏡っ娘が言うところの、触手が体を動かせば、ジュブジュブとイヤらしい音が流れて、カノジョは一段と悶えていた。
…あんな太いの……アソコに………
アタシたちを取り囲むアイツらをチラチラ見れば、やはり気持ち悪い生々しさ。
…そんなの…無理だってぇ……
…あんな太いの………
…アソコ…裂けちゃうじゃん………
想像しただけで、拒否するようにアソコがキュッと締まってくる。
…とにかく……逃げないと………
既に捕まった部員は、後で助けを求めるしかなかった。
一刻も早く、この場所から逃げる事だけを考えていた。
「あれれぇ」
そんなアタシの必死な思考を、マヌケな声が邪魔してくれた。