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淫と乱
第2章 ヌメヌメ
 
 聞かなきゃ良かった。

 知らなかった部員たちは、アタシを含めて顔が真っ赤だった。

 中には、ブルマから伸びる太腿を擦り合わせて、モジモジしだす部員もいた。

「てか、何でアンタ………」

 新たな疑問。

 普段は大人しげで静かな雰囲気の眼鏡っ娘。

 触手の説明をし始めた瞬間に、恥ずかしがりながらも生き生きと説明していた。

「いやぁ……。私…その手のゲームとかアニメ…好きで………」

 恥ずかしがりながら告白する眼鏡っ娘。

「わ、私も……アレ見ると………」

 抱き着いていた爆乳部長も、まさかのカミングアウト。

「んあっ…あっ……アタシ…もぉぉぉっ!!」

 艶やかな外野からの声は取り敢えずスルー。

「ってかさぁ………」

 そんな時、モジモジしていた部員その一が顔を赤らめながら口を開いた。

「そんなのが此処に居るって………」

「私たち……ヤバくない?」

 口裏を合わせた訳でも無く、言葉を続けた巨乳部員たち。

「あー…そうかもぉ………」

 何だかどうでも良くなってきた気がする。

 決して、巨乳に対する妬みから来ている物ではないと断言したい。

「てかぁ………」

 アタシの現状を投げ出すような言葉に、眼鏡っ娘が言葉を続けた。

「もう、遅いかも…だね」
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