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淫と乱
第13章 パラソルの下
組んだ両腕に頭を横にして乗せる、あたしの体。
まな板の鯉状態で、動く事もしない。
「綺麗な肌してますなぁ、ガハハッ」
露出されてる背中を見て、いつも以上に言葉に勢いがある赤井先生。
「そ、そぉ? ありがと……」
気が無くても、褒められたら嬉しいもの。
ちょこちょこエステに通っていた甲斐がある。
それでも、褒められた気恥ずかしさに額を腕に当てて、熱くなった顔を隠す。
「ひやっ!」
体がビクンと跳ねた。
「スベスベですねぇ、ガハハッ」
いきなり触ってきた。
クリームの冷たさと、赤井先生の手付きにゾクッと鳥肌が立つ。
それでも、赤井先生の手は、首筋から背中へと満遍なく動いていく。
冷たさもその内に気にならなくなってくる。
そればかりか、絶妙な手の動きが心地好くなってきた。
掌が動く度にヌルヌルした感覚に、思わず声が洩れそうになる。
「………赤井…先生?」
「何ですかな? ガハハッ」
「それ………日焼け止め…だよね?」
「……………ガハハッ」
異様にヌルヌルしてると思ったら、赤井先生があたしに塗ってるのはローションだった。
「ま、まぁ。一緒ですよ、ガハハッ」
一緒な訳があるものだとは思えなかった。
「まぁ、この儘塗りますよぉっ。ガハハッ」
「い、いや。もう良いから………」
また、体が動かなくなっていた。