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淫と乱
第13章 パラソルの下
人影のある砂浜で、イヤらしい姿なんて晒せる訳がない。
それなのに、あたしのカラダは勝手にイヤらしく反応する。
「こうなったら、隅々まで塗りますか。ガハハッ」
何を言い出すんだ、赤井先生。
「隅々って………」
考えただけで、頭がおかしくなりそう。
「隅々と言ったら、隅々ですよ。ガハハッ」
あたしが戸惑っている事なんて気にしてる素振りもない。
「んあっ……ちょっ……待っ………」
脚の付け根から、水着の下に指が入ってきた。
太い指が差し込まれて、お尻に外気が触れる。
「ほら、こうやって………」
「ちょっと…赤井……先生っ」
お尻を包んでいた水着が捩られる。
お尻を振って手を払い除けたくても、やはりカラダは動いてくれない。
「これで塗りやすいですよ。ガハハッ」
「あ…あぁっ………」
塗りやすいじゃない。
谷間に水着を食い込ませ、砂浜でお尻を丸出しにしてるあたしの身になって欲しい。
誰かが通ったらと思うと、恥ずかしいどころじゃない。
「プリプリしてて張りもあって…。小さい日焼け跡とか悩ましいですな、ガハハッ」
「だ、だから…ぁ………」
赤井先生の大声に鼓動が速まる。
大声でそんな事を言えば、誰かに気付かれる可能性だってある。
お尻を隠したくても隠せない。
ただ、恥ずかしさに額を腕に押し付けるしか出来ない。
「おおっ。手触りも最高ですよ、ガハハッ」
「だ、ダメだか……んはぁっ」
ムギュッとお尻を掴んできた赤井先生の手に、あたしは艶のある声を出すしか出来なかった。