この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫と乱
第4章 ブルブル
【真希 View】
「はぁ……もう…何なんだろぉ………」
ポスッとソファーに座って背凭れに寄り掛かる。
朝のニュースに気分を沈ませてから、真希の周りでは変な事ばかり。
長くヌメヌメした変な生き物を見たと思えば、浴室ではいきなりアソコとお尻に違和感。
「…欲求不満…なのかなぁ………」
思わず、さっきまで違和感を覚えていたアソコを見遣る。
明るいリビングの中、ツルツルのアソコが照明に照らされている。
「……暫く…シてないしなぁ……
って、真希…何言ってんだろっ」
言ってて恥ずかしくなった。
恭子さん…お母さんが帰って無くて良かった。
「…そういえば…」
カーテンが開け放たれた窓の上を見る。
暗闇を透かして見せる窓の上には壁掛け時計。
アナログの時計は、既に日付が変わろうとする時間を指していた。
今まで、帰宅がこんな遅くなった事は無かった。
呑み会なら午前様もあったけど、仕事で遅くなる事は先ず無かった。
「…まさか…」
朝のニュースが頭を過ぎる。
近辺で起こる、女性ばかりが襲われる事件。
不安が頭を過ぎって仕方ない。
一度気になりだしたら止まらなかった。
話したい事もあった。
何はともあれ、お母さんと連絡を取る為に、ガラステーブルの上に手を伸ばした。