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第16章 『男が女を選ぶ条件』

サナエは小柄だ。
身長は１５５くらいだろう。
痩せている。
でも腹筋は見えない。
体育会系ではない。
全くのお嬢様タイプだ。
幼児体型といってもいいだろう。
脂肪がない代わり、胸もない。
サナエ入り口は非常に小さい。
私の先端がやっと入るくらいだ。
よく子供を産んだと思えるほどだ。
彼女は“ひだ”はない。
中も非常に狭く、奥行きもない。
中の起伏も余りまりない。
狭いところに無理矢理押し込み、無理矢理動かす感じだ。
奥のぶつかるところに、一か所だけ大きな起伏がある。
そこを責めると悲鳴のような喘ぎ声を上げる。
規則的なピストン運動と言うよりは、不規則に突き上げ、中をこねる様に動きたくなる。
そして最後は、正常位で彼女の体を腕ごと抱きかかえ、動けないようにし、果てるのが常だ。

こう、女の体の造りの違いを書いたが、実は、男が女を選ぶ条件で、体の作りは一要素でしかない。

女もそうだろう。
男の“もの”だけで男を選んだりはしないはずだ。

優れた“道具”を持っているだけでは付き合いは続きはしない。
“道具”が欲しければ、今は精巧な作りの物が売っている。
女の男も自分にあった構造、形、大きさ、動きの物を買えばいいのだ。
パーツが優れていて、お互いそれを求めるなら“マスターベーション”の延長にしかならないのだ。

男は自分を“欲情”させる女を選ぶ。
しかし、男は女の体の造りだけでは、欲情しない。
顔、髪型、しぐさ、声、話し方、応え方、匂い、体型、喘ぎ方、責められ方、責め方、その他いろいろな要素で、無意識に判断している。

それに“想い”も大切な要素だ。
その要素が組み合わさって、一番自分を欲情させる女を、男は選び、離そうとしない。
例え、どんな危険を犯そうとも。
それもまた“本能”の支配する領域になるからだろう。
どうしようもなく求めてしまうのだ。