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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第2章 私という人間

ブレザーを自室の壁に掛ける。
最近癖になりつつある溜め息を漏らし、部屋着に着替えた私、新宮 沙織(ニイミヤ サオリ)は机に腰掛け宿題を始める。
両親は共働きで深夜まで帰らないが、こんな風に真面目に過ごす自分が嫌になる。
とはいっても再来年後に受験を控えた高校生である事と周囲を気にする性分のせいで宿題を忘れる事すら許容できない。

...いや、宿題どころか成績を落とす事も、学校を1日休む事も、親に反抗する事すら...人生の汚点になると感じていた。

私はずっと「いい子」と言われてきた。幼い頃はそれが嬉しくて、もっと褒められたいと思う一心で勉強もしたし、言葉遣いにも注意を払って生きてきた。
小学校も中学校でも生徒会長を勤めたし、成績も今までトップ10位以下になった事がない。
親に叱られた事も少ないし近所でも評判の優等生。そしてセミロングで艶のある黒髪と整った顔立ち、胸こそあまり無いが適度に締まった体型で男子からの人気もあった私は「ある時」まで何の不満も無く過ごしてきた。

中学三年生の頃、私は初めて告白された.....。
その男子は女子の憧れであり私が好きだった人で、人生で一番嬉しかった記憶がある。
....しかし、私は考えてしまったのだ。生徒会長の不純異性交遊、女子からの嫌悪の視線....。
「完璧でいい子の私」でいられなくなると....。
彼の告白を断った時初めて気付いた...いや、気付かないふりをしていた。
「本当の私」は心の深い場所に居て、誰の目にも触れない存在だと....。
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