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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第2章 私という人間

私は悪いところがない人間ではなく、悪いところを人に見せるのも極端に嫌う人間だ。
変わりたいとは思う。本音を話せる友達も欲しいし、親にくらいストレスをぶつけれる子になりたいと...。でもできなかった。

そんな私は一年程前、とある掲示板のチャットにはまる。匿名ですら本音を漏らす事に抵抗はあるが顔も本名も知らない相手と言葉を交わすのはクラスの友達と気を配りながら話すより楽しくて、一種の解放感すら覚えた。

その時よく利用したチャットで一人の男性と出会った。
その人のハンドルネームは「涼」、勿論本名かは不明で大学生という話をしていたが、それも本当かはわからない。
始めは興味のあった大学生活について聞き、そこから他愛ない会話を交わしている内に、私は少しずつ涼に興味を抱いていた。

今思えばただの幻想だったのだろう。私は嫌いな科目や宿題の愚痴等を漏らしただけで「この人にだけは自分を晒けだせる」と感じていたのだから...。
話す事は増えていき、お互い結構近い場所に住んでいるとわかった時に涼は「一度会えないか」と言った。
その問いに私は直ぐに了承した。

あの頃の私は学校や家では見せれない自分を知ってくれる。正確には知ってくれると思い込んでいた為、自分の中で涼を過大に信用していたのだろう。

冷静に考えれば、あんな事になるなんて予想できたのに....。

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