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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第10章 重なる肌

美紀様はベッドに腰掛けコクコクと先程のペットボトル飲料を飲んでいた。
私が急いで戻ると手招きする。

「座って?」
「はい」

ポンポン隣を叩き促されると私は従いちょこんと座り、膝に手をく。思えば美紀様に動きを制限されずに待機というのは初めてだろう。
美紀様はペットボトルをちゃぷりと揺らすと私の顔を覗き込む....

「飲む?」
「はい、頂きます」

今日は散々声を出したので喉は渇いている。ほとんどは悲鳴と喘ぎ声だったが....
私が手を差し出すと美紀様はペットボトルを自分の口に着ける。
あれ?と思い戸惑う私の顎が掴まれると...美紀様の唇が私の唇に触れた...

「ん...」
「!?ンンッ...!?」

直接流し込まれる飲料の味など認識できない...私のファーストキス....
美紀様の舌はゆっくりと私の舌を絡めとる...ほとんどの飲料は口端から垂れ、首筋と胸元を伝い太股まで流れる。

私は美紀様に応えようとたどたどしく舌を這わすが、正解なんて知らない。
舌は互いを包み込もうとするように、あるいは抱き合うように濃密に絡む。
女の本能とでも言うのだろうか...美紀様のキスが特別に上手いという事は理解できた。

やがて舌はゆっくり離れると、互いの唾液が糸を引く...二人の架け橋のように...
美紀様は再びペットボトルを揺らす...

「まだ...飲む?」

キスがこんなに体を火照らせるなんて知らなかった。
順序としては遅すぎるキス....でもそんな事はどうでもいい、今はこの快楽に酔いしれよう....

「お願い...します」

先程は急過ぎて意識しなかったが、美紀様の唇はとろけるように柔らかい....
私の上唇を美紀様が挟み、美紀様の下唇を私が挟む。

貪り合うように口付けをしていく内に、唾液が響く音すら心地好いBGMに思えた。

ペットボトルの中身はまだ半分近く残っている...

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