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甘美な屈辱~レズ奴隷に堕ちた私~
第14章 涙の訳

「明日で最後かぁ.....」

炎天下に晒され額の汗を拭いながら呟く。今日も美紀様の車は見当たらない。
念の為部屋の呼び鈴を鳴らしたが、物音一つしないので駐車場の見えるベンチに朝から5時間近く座り続けている。
今日も美紀様が現れないと明日で夏休みが終わってしまう。
そしたら週末以外中々来れなくなるだろう....

途中コンビニで食べ物を買った時以外ひたすら座り続ける行為は、夏の終わりに抵抗するような暑さの影響で思うよりも疲労感に苛まれる。
どこかの店にでも入って待つ事も考えなかったわけじゃないが、もし美紀様が部屋に入った後にドアを開けてくれなかったらと考えると、できるだけ近くで待つ事を選択してしまった。

更に時間が過ぎ夕刻に差し掛かろうとしているにも関わらず、大して気温の変化が無いような気がする。
軽い目眩がする....帽子くらい被ってくれば良かったかな。

徐々に悪化していく体調....
意識を失う程まではいかなくとも、座る事すら辛くなってきた....

少しずつベンチのもたれ、遂にはベンチに横になり.....
それでも私は美紀様を待ち続けた。
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