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宵闇
第11章 惑い
……すごく気持ちいい。
なんだか、うずうずしてくる。
さらなる刺激による快楽を正直に欲しがってる身体。
たまらず、足を開いてそこへともう片方の手を伸ばす。
指先がとらえた、くちゅっ……とぬめった感触に、あ……と声が漏れる。
だって、濡れてる。
昨日の私みたいに、ちゃんと濡れてる。
高まる興奮に、さらにエスカレートしていく……記憶に連動した行為。
葉月くんが教えてくれた気持ちいいとこ……どこだっけ────。
「……んっ」
その強い感覚をくれる場所はすぐに見つかった。
繁みのすぐ下……そこをさわるとすごく気持ちよくて、指先でくりくりと円を描くように──葉月くんがしてくれたように、した。
「んん……っ」
でも滑らかにはいかない。
こんなじゃなかった。
葉月くんの指はもっとぬるぬるしてた気がするのに。
ん……と少し考え、思い付いたそのこと。
一度指を離し、ぺろりと舐めてそのまままた、そこを弄る。
「あ……!」
やっぱりさっきより、いい。
でもすぐに乾いてくる。
覚えてしまった快楽の誘惑には抗いがたく、もっと、もっと──と頭の中ではさらにこの気持ちよさをねだっていた。
無意識のうちに再び指先を下へとずらし、溢れているぬめりを指になすりつけた。
そのまま、その場所へと滑らせる。
「あ……ぁん……」
ぬるぬるを指で何度もすくいながら、ずっと弄り続けた。
こりこりとした硬い何かがそこにはあって、それを擦ると特に気持ちがいい。