この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
宵闇
第13章 衝動
やがて解放された唇。
私を見下ろしながら、葉月くんは既にホックのはずれているブラをすっと取った。
胸が露わになり思わず隠したくなったけど、葉月くんの手の方が早かった。
両手で胸を覆われ、下の方を支えるようにして、円を描くようにゆるゆるとゆさぶる。
──と。また唇が捕らわれた。
侵入した舌がねっとりと私の舌に絡んでくる。
ゆっくりだけど、濃厚な……そんな交わり。
……ああ。
もうとろけそう……。
うっとりと目を閉じてその舌の動きに酔っていると、突然与えられたそこへの刺激に、びくんと身体が反応した。
胸を優しく揉んでいた葉月くんの指が、すでに反応をみせている乳首に触れてきたから。
でも、唇が塞がれていて声は出せない。
「んぅ……っ!」
つんつんと指先で叩くようにされ、かと思うと、くるくると回すようにされる。
時折、つままれて。
きゅうっと力を入れられる。
どうしよう────。
すごく、すごく身体がうずうずしてたまらない。
葉月くんの指先は容赦がない。
指の腹でしつこく擦られ、身体はびくびくと勝手に震え続ける。
「ん、ぅうんっ……!」
囚われている口。
身体の熱が外に出られずに体内で渦を巻いてる──そんな感覚に陥った。
「────っ!」
熱くて、苦しくて。
もうたまらなくなって首を振り葉月くんの唇から逃れた。
「……っはあ……はあっ、は────っう!」
でも葉月くんは私の顎を掴んで正面を向かせるとそのまま再び唇を捕らえる。
掴まれたまま、さっきよりも激しく口づけられ、片方の手は胸の先端を弄りながら揉まれ続ける。
……気持ちよさと、息苦しさ。
激しい愛撫に思わず涙目になってくる。
それは、この前と明らかに違っていて、自分が求められているということを痛いほど感じてしまう。