パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 衝動

──やがて不意に、止まった動き。


「……もっと気持ちよくなろっか」


そう囁いた葉月くんはそこにそれをあてがったまま私に少し覆い被さるようにしてきて──そのままずぷりと一気になかにはいりこんできた。


「……っはああ……んっ……！」


躊躇いなく、奥まで。
私の口から悲鳴にも似た微かな声が漏れる。
……なかがいっぱいに満たされる────。


「……っ、ふ……ぅう……」


感じる。
葉月くんのが、なかにあることを。
それが、私のなかをみちみちに満たしていることを。
独特の圧迫感は苦しくありながらも、とても幸せなものだった。


「んん、っ……あっ」


再び始まった、耳への舌での愛撫。
前へと回されてきた手が、乳首をまるで指先で弾くようにしながら刺激してくる。
円を描くように押しつけられる腰。
何点も同時に責められた私の手が何かに縋りたいともがく。


「ああっ……！」


耳と胸への愛撫だけでも充分気持ちいいのに、なかを葉月くんのもので時々突き上げられ……ぐいぐいと腰を押しつけられかき回され。
ただただ夢中になってしまう、その気持ちよさ。


「だめ、っ……お、おかしく……なっちゃう……っ……！」


途切れ途切れになってしまったけど、葉月くんに必死で伝えた。
気持ちいい──そう口にしながら。

葉月くんは私の耳元で、自分の荒い呼吸を私に聞かせるかのように


「ああ……僕も気持ちいいよ、琴音……っ」


そんなたまらなくなる言葉で返してくる。