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宵闇
第13章 衝動
「……今度は琴音の気持ちいいとこ」
なに……? と葉月くんを見つめた私に、艶っぽい笑みで答えてくる。
私を見つめ返しながら、ゆっくりと再び動かしてきた身体。
その、まるでなかの上側をぐりっと擦るような腰使いに思わず声が漏れる。
葉月くんは角度を……位置を変えながらそのあたりを満遍なく突いてきた。突き続けた。
そして────。
「……っあ!」
そこを擦られたとき、どこよりも気持ちよくてたまらず出てしまった一際高い声。
「……ここだね」
葉月くんが嬉しそうに呟き、そこだけを執拗に突き始めた。
ぐりぐりと擦り上げてくる。
「────っ!!」
身体が仰け反った。
「そこ、やぁっ……!」
充分高まっていた身体にそんな刺激。
頬が一気に熱くなる。
「……っ、いやなの?
すごく、よさそうに……見えるけどっ」
葉月くんの言葉も、荒い息で時折途切れがちだった。
吐息交じりのその色っぽい声に胸がときめく。
「あっ、ああっ、や……そこ、ぉ……!」
強い快感にゆらゆらと意識が揺らぎ始めていく。
思わず頭を振った。
何かを掴みたくて彷徨う私の手。
その手を掴んで葉月くんがシーツへと押しつける。
「はづき、くぅん……! も、だめえっ……!」
その手を強く握る。
勝手に身体に力が入っていくのをどうすることもできず、ただ、ぎゅっと。