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宵闇
第15章 溺れる


「じゃあどうして?
……答えないならこのまま続けるよ」


ぐい、と再びワンピースの襟元を引っ張られ


「待っ……!」


止めようとした言葉は間に合わず、葉月くんにとうとう晒してしまった下着。


「っ……!」


見られた────!


かあっと、一気に火照ってきた頬。
熱い。たぶん、真っ赤になってる。


「……ああ、そういうことか」


葉月くんが微かに笑いを含んだような口調で呟く。
恥ずかしさに、胸を手で隠してしまおうと思ったときだった。


「ずいぶんいやらしい下着だね。
……ほら、透けてる」


つん、とつつかれた乳首。


「ひゃっ!」


咄嗟に身体を引き、両手で胸を覆い隠す。


「どうしたの? これ」

「……あ、その……前に加奈と買い物に行ったとき……こういうのもたまにはいいかな、って思って……」

「それって──僕に見せたくて?」


俯いたまま、小さく頷いた。


「僕が喜ぶと思って?」

「……でも着てみたらちょっとこれはいきすぎだったかなって……!
だからやっぱりやめようと思ったんだけど────ひぁ!」


ぐい、と掴まれ胸元から離された手。
下着越しに、きゅっ、と乳首を軽くつままれた。
びくん……! とまた反応してしまう身体。


「……こういう下着つけて待ってたってことは、琴音もしたがってるって思っていいんだよね?」


やっぱりやめようと思った、って言ったはずなのにその私の言葉を無視して、勝手にそんなふうに決めつけて嬉しそうに笑う。


「だからそれはっ……」


背中に回されてきた手が器用にブラのホックを外す。
やっぱり聞いてない──! と抵抗する間もなく、露わになった乳首をつまんで、こりこりと優しく弄ってくる。


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