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宵闇
第19章 枷
……やがて唇が離れ、息を乱しながら僕たちは見つめ合う。
琴音の手が、僕の頬へと伸ばされた。
「……するときも。
優しく丁寧に愛してくれるのも……さっきみたいに激しくしてくれるのも……どっちも、好き」
恥ずかしそうに目を伏せながら。
「他の男を見るな、って……あれ、嬉しくてどきどきしちゃった」
「琴音……」
「葉月くんがいいの」
僕の手を取り、そのまま、はだけたバスローブから覗いている自分の胸のふくらみへと導いた。
「ん……」
柔らかな感触に、指先に力を込める。
微かに声を漏らした彼女は僕を静かに見上げてきた。
「葉月くんだからしてほしいの……」
潤んだその瞳に誘われるように、目を合わせたまま胸元に置かれた手でその白く張りのある胸を、ぎゅっ……と鷲掴みにする。
「あ」
琴音の瞳が閉じられた。
僕は何度も何度もその膨らみを堪能するように手を動かす。
可愛い琴音の胸。
僕だけが触れることを許された身体────。