この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
宵闇
第20章 条件


「──で、おばさんが琴音と話をしにうちに来るってわけね」

「うん」

「私、その日は友達んちに泊めてもらうから、気にしないでゆっくり話しなよー。
おばさんと会うのも久しぶりなんでしょ?」

「ママは私の部屋で話すから加奈がいても大丈夫だって言ってたけど────」

「いいからいいから。なんだったら先輩呼んじゃえばいいじゃん!
……っていうか、どうせ先輩も来るつもりだろうけどねー。
夜とか部屋でゆっくりしたら~?」


そう言ってにやにやと笑う加奈に


「やだもうっ!」


思わず苦笑する。


……でも、確かに。
ママがうちに来ることになった、と葉月くんに伝えたとき、こっちに来るって。うちの近くで待ってるから、ってそう言ってくれた。だからいつでも呼んで、と。


「あ~! なんだろう、なんだか私までどきどきするんだけど!」


私も、ママに家に来る話をされたときから、正直すごく緊張していた。
だって、何て言われるのか全然わからない。
葉月くんの話だと、ママの反応はあんまりいいかんじじゃなかったみたいだし……。


──それでも。
この前は葉月くんが頑張ってくれた。
だから今度は私が頑張らなくちゃ、ってそうも思う。
私がどんなに葉月くんが好きで、必要かを。
どうしても一緒になりたいんだってことを、ママにわかってもらえるようにちゃんと伝えたい────。




/509ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ